ブランド

ブランドとは自社の商品を、他社の物と識別するためのマークやデザインなどの標章のことをいいます。ブランドという言葉は「焼き印をつける」という、古いフリジア語などから派生したといわれています。もともとは、自分と他者の家畜とを区別するために焼き印を付けたものでしたが、現代では自社製品やサービスの、質の高さやデザインの美しさ、機能の高さなどを表現するためのものという概念が強くなっています。そのため、消費者に「ブランド物はいいもの」という判断基準を連想させる場合があります。また逆に、ブランド化をおしすすめようとする企業には、自社の商品が他の商品よりも勝っている部分がなければならないと認識されている場合もあります。このようなことから、消費者にも企業にも「同じ性能の商品を買うなら、しっかりしたブランドの物を選ぶ」という概念が生まれ、そのブランド志向が企業の安定的な収益を支えています。