ROA・ROE

ROA(Return on Asset)とは総資産利益率のことです。企業が総資産を有効に活用して利益をあげているかどうかををみる指標です。ROE(Return on Equity)とは株主資本利益率のことです。アメリカのスター投資家・バフェット氏が重視することで一躍有名となった指標です。「株主の投資がどの程度のリターンを生み出したのか?」を示すもので投資判断となる指標です。

ROAとROEでは計算に入れる資本の範囲が違いがあり、数式上では「負債を含むか含まないか」です。ROAは資産運用の効率性、ROEは株主価値の向上性をみる指標で、ともに企業の総合的な収益性を表す代表的な指標として用いられるものです。日本でも近年ROEの重要性が高まっており、中期経営計画などで10%以上を目標にする日本企業が多くなっています。