TQC・TQM

TQCとは、Total Quality Controlの略です。主に製造業において、製造工程のみならず、設計・調達・販売と各部門が連携をとり統一的な目標の下に行う品質管理活動のことです。TQCの歴史は昭和40年代年頃から日本製品や出荷する製品のサービスを維持し、不適合品を排除する為の品質管理の活動として多くの企業が取り入れました。TQMとは総合的品質管理の「TQC」を基盤とし、さらにその考え方を業務や経営へと発展させた管理手法のことです。80年代、米国では強い国際競争力を持つ日本の製造業の研究が盛んで、その一環として日本型TQCを学ぼうとの機運があり、さまざまの過程を経て基本的にトップダウンで実施される品質管理のスタイルとなり、これがTQMの発端だとされます。80年代に登場した「顧客満足」の概念を取り入れており、「多様化・短期化する市場ニーズに適応させる」ことを目的の1つとしています。